ネット社会を生き抜く術【誰でも自然に身に付く副業講座】

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1から始めるBO『バイナリーオプション』相場分析の頼みの綱はテクニカルツール

 「バイナリーオプション」は、これまでお話ししてきた通り「今後の値動き」を予測するものです。

ただ「上がりそう」「下がりそう」のような予測では、ギャンブルと一緒です。

そこで今後の値動きを予測するために必須なのは『テクニカルツール』なのです。

そこで今回は、テクニカルツールについて学習していきます。

テクニカルツール

 相場の値動きを表示しているのが「ローソク足」なら、その値動きを様々な視点から読み解くのが「テクニカルツール」です。

高勝率のトレードには、信頼度の高い「相場分析」が必須です。

そのために欠かせない『テクニカルツール』の、仕組みや使い方について解説していきます。

 

移動平均線

 下図の赤いラインが移動平均線です。

これは、過去の値動きを平均化したもので、今後の値動きを予測するのにとても有効です。

数あるテクニカルツールの中でも圧倒的に活用されているものです。

移動平均線
移動平均線とは

 一定期間における終値の平均値の変化をグラフで表したものです。

通常のローソク足などのチャートに比べて滑らかに表現されます。

テクニカルツールの中で最も基本的な指標で、愛用者は非常に多いです。

現在の相場が上昇傾向にあるのか、下落傾向にあるのかといったトレンドを把握しやすく、移動平均線の傾きでトレンドの勢いなどを視覚的に確認することができます

 

ボリンジャーバンド

 ボリンジャーバンドは、下図のような3本のラインで表示されます。

これも良く活用されるテクニカルツールの一つです。

上下のバンド幅と真ん中のメイン線を参考に戦略を立てていきます。

ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは

 ジョン・ボリンジャー氏により考案されたトレンド分析の技法です。

移動平均を表す線を中心に、その上下に最大変動幅を示すバンドを加えたもので、大半がこのバンドの中に収まるという統計学を応用している

統計学的にいうと、

価格の変動幅が正規分布している場合の1SD(平均値±標準偏差)内に価格の変動幅が入る確立は約68%

2SD(平均値±標準偏差の2倍)内に価格の変動幅が入る確立は約95%とされている。

 

一目均衡表

 一目均衡表は5本のラインで成り立っていますが、下図のように「雲」として活用している人が多いです。

トレーダーによって使い方、使う難易度が異なるテクニカルツールです。

一目均衡表
一目均衡表とは

 一目均衡表は「転換線」「基準線」「2本の先行スパン」「遅行スパン」の5本の線で構成されています。

計算式が複雑だったり、複数種類の計算値がありますが、線としてチャート上に表示されたものは見方を覚えればすぐにでも取引判断に活かすことができます。

まずは、5本の線の意味と見方を簡単に解説します。

 

基準線

 基準線は、過去26日間(本)の最高値と最安値の平均を結んだ線です。

つまり、相場の中期的な方向性を示します

(26という数値は一目均衡の基本数値で、原則、固定して使われます。)

 

転換線

 転換線は、過去9日間(本)の最高値と最安値の平均を結んだ線です。

つまり、相場の短期的な方向性を示します

(9という数値も基本数値であり、原則、固定して使われます。)

 

先行スパン

 先行スパンは、現在の値動きが未来にどのような影響を及ぼすのかということを2本の線を使って表したものです。

「先行スパン1」は基準線と転換線の平均値を26日先行して表示させたものです。

「先行スパン2」は過去52日間の最高値と最安値の平均値を26日先行して表示させたものです。

この2つの線の間を塗りつぶすことで『雲』と呼ばれる帯状のエリアが浮かび上がってきます。

一目均衡表の「雲」は、相場の未来予測において、非常に注目されやすいポイントとなります。

 

遅行スパン

 遅行スパンは、一目均衡の中で最も重要な要素と言われています。

当日の終値を日々26日前に遅行させて表示しています。

つまり、当日の価格と26日前の価格を比較しているということになります。

 

一目均衡表『雲』の見方

 一目均衡表の『雲』を用いて分析を行う場合は、「雲」と呼ばれる帯状のエリアとローソク足の位置関係に注目します。

 例えば、ローソク足が雲の上を推移していれば強気相場、ローソク足が雲の下を推移していれば弱気相場であると判断できます。

 また、ローソク足が雲を上抜けすると「買いシグナル(上昇サイン)」、ローソク足が雲を下抜けすると「売りシグナル(下落サイン)」と判断できます。

そのため、ローソク足が雲の中に突入した場合は、雲を上抜けするか、下抜けするかに注目が集まります

 雲の厚みが厚ければ厚いほど、相場の反転は難しく、雲を上限下限として上下動するレンジになる可能性が高い傾向があります。

その場合、雲が強固な上値抵抗線(抵抗帯)もしくは下値支持線(支持帯)になる傾向があり、そこを突破した場合には一気に上昇相場または下落相場になるなど相場が勢いづくことがあります。

そのため、ローソク足が雲を上抜けたり下抜けたりした場合は、順張りでエントリーするのが定石となっています。

 

MACD(マックディー)

 下図のチャート下に表示されている棒グラフと赤いラインで表示されます。

ここでは棒グラフで表示していますが、これをラインに変更して、2本のラインで活用する人も多いです。

MACD
MACDとは

 MACDは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、日本語に訳すと「移動平均収束拡散」となります。

移動平均線を応用したテクニカルの手法で、2つの移動平均線を使用して、買いと売りのタイミングを判断することができます。

 MACDは、数あるテクニカル手法の中でも比較的精度が高いとされており、特に、新規売買のシグナルとトレンドの方向性を認識するのに有効とされています。

 

見るべきポイント

 MACDを実際の取引で使用する際には、MACDとシグナルの交差したところが重要なポイントとなります。

MACDがシグナルを上抜けること、すなわち「ゴールデンクロス」したところが『買いのサイン』です。

また、MACDがシグナルを下抜けること、すなわち「デッドクロス」したところが『売りのサイン』です。

 

ストキャスティクスオシレーター

 下図のように、2本のラインで表示されます。

これは、相場の「上がり過ぎ」または「下がり過ぎ」を読み取れるテクニカルツールです。

ストキャスティクスオシレーター
ストキャスティクスオシレーターとは

 ストキャスティクスは、持ち合い相場(レンジ相場)で、一定期間の高値と安値を元にして現在の価格が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのか、を判断するテクニカルツールです。

 動きの速い%K(パーセントK)ラインと、動きの緩やかな%D(パーセントD)ラインの2つがあります。

%Kラインが75%を超すと「買われ過ぎ」、逆に%Kラインが25%を下回ると「売られ過ぎ」と判断できます。

ただ、ストキャスティクスは感応度が高いためダマシも発生しやすく、感応度を抑えた「スローストキャスティクス」を用いるトレーダーも多いです。

 

さいごに

 ここでは、代表的な5つのテクニカルツールについてお話ししました。

これは、ほんの一部に過ぎません。

数あるテクニカルツールの中から、どのツールどんな目的で活用し、そこから何を読み取るか」によって、トレードの結果は大きく変わってきます。

なので、

『テクニカルツールを活用するメリット』をしっかり把握しておきましょう。

 

 全てのテクニカルツールは、過去の相場価格(データ)を元にしているので、これからの値動きを予測するための、説得力のある補助をしてくれると言っても過言ではありません。

確かな「根拠」がないまま「~になるはず」「~になるだろう」といったギャンブル的な憶測でエントリーするのは、バイナリーオプションにおいては本当に危険です。

 従って、トレードする際には「上がるか」「下がるか」の予測を、より確かなものに

するために、「なぜ、そちらにエントリーするのか?」という根拠を、しっかりと見定めることが大切なのです。

 

 それでは、またお会いしましょう!

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