SEOの手法は大きくわけて、『ホワイトハット』と『ブラックハット』に大別されます。
それぞれはどういうものなのか?
どちらのSEOが良いのか?
について詳しく説明します。
- ホワイトハットSEOとブラックハットSEOとは?
- ホワイトハットSEOでもペナルティを受けることがある?
- 情報が伝わる記事の確保こそがホワイトハットSEO
- 攻撃的なブラックハット手法「ネガティブSEO」とは?
ホワイトハットSEOとブラックハットSEOとは?
SEOの手法は大きくわけて、「ホワイトハット」と「ブラックハット」にわかれます。
それぞれについて説明しましょう。
ホワイトハットSEO
これは単に「クオリティの高い記事を書く」というSEOです。
自作自演のリンクを貼ったり・・・、
キーワードを不自然に配置したり・・・、
ということは一切しません。
ただひたすら「読者が求めている情報は何か?」ということを考えて、それに沿ったサイトを作ることです。
ブラックハットSEO
これは、上位表示させるために、ありとあらゆる小細工をするSEOです。
例えば、
自作自演リンクを量産したり・・・、
ひどい場合には、ライバルサイトが落ちるように「攻撃」を仕掛けたりもします。
結論からいうと、
このブラックハットSEOは、もうこの業界では化石化した手法となっています。
いまだにやっている業者やアフィリエイターもいますので、注意しないと騙される結果になりますよ。
彼らの人格がどうこうというより、実際にブラックハットSEOをやっていたサイトが
ペナルティを受けている事例がかなりありました。
なので、現実として「不利になる」ということです。
ホワイトハットSEOでもペナルティを受けることがある?
この業界では、
「ホワイトハットSEOでもペナルティを受ける」と主張する人がたまにいます。
しかし、これは間違いです。
本当のホワイトハットがペナルティを受けるはずがないのです。
もし、ホワイトハットでペナルティを受けたのであれば、その人は「ホワイトハットの定義」を間違って捕えていたんですね。
想像するに、彼はただ「自作自演でリンクを貼っていなかった」というだけで、肝心の文章のクオリティが低かっただけです。
「別に、文章のクオリティが低くても、悪いことをしたわけじゃないでしょう」
と思われるかもしれません。
確かに、文才がたまたまなかっただけかも知れません。
しかし、文才がない人を上位表示する理由もないですよね?
情報が伝わる記事の確保こそがホワイトハットSEO
Google は「小説のようにおしゃれな文章を書け」とは言っていません。
「読者に情報が伝わりやすいような記事を書け」と彼らは言っているのです。
例えば、
『 青汁 健康効果 ない 』というキーワードなら・・・、
「青汁に健康効果があるのかないのか」それをズバリ言え!
と Google は言っているのです。
そして、あるかないかの結論を言った後、その根拠をしっかり言え!
と Google 言っているんですね。
これは、努力さえすれば誰でもできることです。
そのテーマに興味があって、人に伝えたいと思っていたら、必ず丁寧に調べて、丁寧にまとめるられるはずです。
つまり、才能の問題ではないんですね。
もちろん、才能によってそれを「しやすい」「しにくい」という差は、多少はあるでしょう。
しかし、Google は慈善事業をしているわけではありません。
彼らは Google の人気を高めて、多くの企業が「 Google に広告を出したい」と思ってくれるようにして、その結果、そこで広告収入を得たいのです。
なので、
サイトの管理人の才能があるかないかなど関係なく、「いい記事が書かれているサイト」を上位表示するのです。
だから、本人に悪気があろうとなかろうと、クオリティの低い文章を書いているサイトは、ホワイトハットSEOをしているとは見られないのです。
むしろ、「レベルの高い文章を探すための邪魔になる」という理由で排除されるべき存在なんですね。
「ホワイトハットSEOでペナルティを受けた」という人たちは、このような理由でペナルティを受けたのではないでしょうか。
攻撃的なブラックハット手法「ネガティブSEO」とは?
先に述べたようなライバルサイトを攻撃するSEOとして、「ネガティブSEO」というものがあります。
どうやって攻撃するのか説明しましょう。
まず、
Google は不自然な自作自演のリンクを嫌います。
ということは、ライバルサイトにわざと不自然な自作自演のリンクを大量に貼ってしまえば、そのサイトを落とすことができるというわけですね。
実際に、この手法で一時期多くの被害が出ました。
今でもやっている時代遅れで悪質な業者が存在していますが・・・。
しかし、
天下の Google が、そんな簡単に引っかかるわけがありません。
今はその対策もなされています。
張られたリンクを否認することができる
Google のウェブマスターツールを使えば、自分のサイトに誰がリンクを貼っているかわかります。
その中で怪しいサイトがあったり、不自然なリンクが大量に張られていたりしたら、それらを「否認」することができます。
つまり、
「誰かが勝手に変なリンクを貼っているけど、私は無関係です」
ということを Google に告げることができます。
そうすると Google はそれを受け取って、そのリンクはなかったことにしてくれます。
従って、
悪徳業者がいくらネガティブSEOを仕掛けても、まったく意味はないんですね。
逆に、こんな風に人から否認されるようなリンクを貼っているということで、彼らはさらにペナルティの対象になるわけです。
以上により、ネガティブSEOという手法はありますが、恐れるに足らずです。
いい記事を書き続けているホワイトハットSEOのサイトなら、Google との信用も厚いです。
仮にこのような攻撃を受けた時でも、「いいサイトだから、しばらく様子を見よう・・・」と、ペナルティを与えずに様子を見てくれます。
なので、
SEOでは「とにかく正義が勝つ」ようにできているのです。
これからSEOに取り組むあなたは、このことを常に意識してください。