希少性をアピールすることは、さらに背中を押して決断させる効果には欠かせません。
そのアピールする具体的な方法について、詳しく解説します。
希少性を強調する
いよいよ『クロージング』と言われる最後の締めの段階に入ります。
ここで重要なのは「希少性を強調する」ことです。
つまり、
その商品が「どれだけレアか」ということを強調するわけです。
ここで理解が早い人は・・・
前に読んだ【「断ることは損だ」と思わせる 】の内容を読み返したくなることでしょう。
あの部分でも確かに、「期間限定」や「特別価格」などで希少性を演出していました。
もちろん被る部分はあります。
そうして被ってしまう場合でも、いかに「同じ話の繰り返し」と感じさせないかもコピーライティングのテクニックの重要な役割です。
とはいっても・・・、
文章だけで勝負するのは難しいので、多く使われている手法は、「別の希少性を用意する」ということです。
例えば、
落ち目になったアーティストの場合、事務所は世間の記憶が残っているうちに引退を迫るのです。
そして、「ラストステージ」として希少性をプラスするようなことです。
何か「夢のない話」と思われるかもしれませんが・・・、
商品によってはこうして意図的に「希少性」を演出することもできます。
これは、
コピーライティングで勝負できない場合のやり方ですが、こうした手法も知った上で世の中を眺めてみると、いかにコピーライティングの技術があふれているかわかるでしょう。
例えば、
家電量販店等でよく使われている、
「先着5名様限り」とか・・・、
「限定5台限り」とか・・・、ですね。
デパートのショップでは、
「今だけ」とか・・・、
「タイムセール」とか・・・、
「バーゲンセール」とか・・・、
「閉店セール」とか・・・、ですね。
人間はいつでもできることは、逆に、先延ばしして、いつまでもやらないものです。
夏休みの宿題とか、そうだったのではないでしょうか?
締切が迫ってきて、今日やらないともう後がない!と思うから行動するものです。
例えば、
観光地が近くにあっても、いつでも行ける所だからと行かない。
しかし、遠くの人の方が行ってるというケースもよくあるのではないでしょうか?
「希少性をアピールする」ことも、お客様のためなんですね。
早く行動させてあげないと、早く成功しないので、すぐ決断させなくてはいけないわけです。
相手のためを思って、そのようなことに気付かせてあげるためです。