ここでは、相手とのコミュニケーションを円滑化し、高いモチベーションを持つ人材を育成することにも役立つ、ピグマリオン効果について解説します。
ピグマリオン効果
これは「人間は相手の期待どおりになる」というものです。
例えば、
親が「うちの子は成功する」と思っていたら、子供は本当に成功するということです。
でも、英才教育をしても全員が成功していないのは・・・?
と、思う人もいるでしょうが、その通りですね。
ただ、「ピグマリオン効果」が間違っているわけではありません。
多分こういう親御さんは、内心では「成功するわけない」と思っていたのでしょう。
そう思って「学歴」というあやふやなものにしがみつくために、英才教育をしたと考えられます。
要は、自分に対する自信のなさが、子供に対する英才教育にもつながっている、ということですね。
逆に自分に自信がある親御さんは、子供も信用しています。
なので、自由に遊ばせるわけです。
成功した偉人の子供時代を見ると、大抵はそうやって自由に遊んでいます。
それを見守っている親は、得てして「子供を信用している」わけです。
なので、ピグマリオン効果はやはり本当なんですね。
ゴーレム効果の違い
「ピグマリオン効果」とちょうど逆の概念を表すのが「ゴーレム効果」です。
これは、他者に期待されないことによって、パフォーマンスが低下してしまうことです。
ピグマリオン効果がポジティブな連鎖を生みだすのに対して、このゴーレム効果は、ネガティブな連鎖を生みだしてしまうと言えるでしょう。
従って、
誰かに成功してほしいと思ったら、「その人が成功することを信じる」ということがまず大事なのです。
もちろん、同じように自分を信じることも大事ですよ。