ここまでいくつかの心理学の理論を紹介してきましたが、大事なのは「これをビジネスにどう活かすのか」ということです。
ここでは、これらの心理をネットビジネスで活かす方法について、解説します。
ビジネスに心理学をどう活かすのか
当然ですが、私達の目的は心理学の授業で単位を取ることではありません。
あくまで、これを「利益」につなげることが大事なのです。
実際、このような心理学を知っていなくても稼げます。
なぜなら、誰もが日常生活で体験しているからです。
ただ、
心理学の用語で説明できた方が、人を説得しやすくなるのは確かです。
例えば、
「最初に印象が悪かった人が、後で良くなると、最初から良かった時以上に良い感じがしますよね」
と言ったとしても・・・、
「そうかもね」とあっさり流されてしまう可能性もあるでしょう。
しかし、そこで・・・、
「これを心理学の世界ではゲイン効果というんですよ」
と専門的な言葉を付け加えるだけで、「へえ、そうなんだ!」と印象付けできるでしょう。
つまり、
「自分が日常で体験していることは、学問の世界でも研究され、証明されている」と知らされた時、相手は新鮮な驚きを覚えるのです。
こういうことを積み重ねていくと、
「この人は頭がいい」「この人は面白い」という『信頼感』を持ってもらえるようになります。
『ビジネス=信頼』は鉄則なので、心理学の知識はこういう風にビジネスに繋げていくことは大切です。
メルマガアフィリエイトの場合は、特に「信頼を得る」ということは大事です。
この心理学を直接応用して「こういうセールスレターを書こう」というアイデアも浮かぶかもしれません。
そうやって、読者の心理を読み取りながらセールスレターを書くことは大切です。
しかし、注意すべきところは、あくまで、なるべく自然に書いているようにすることが一番大事です。
法則通りに書くだけなら「胡散臭い」と思われるだけですから。
日常生活の全てがビジネスに!
「心理学」を学んでみると、日常生活の中で見る景色が変わってきます。
例えば、
街中の広告から「これはマズローの5段階欲求だ!」とか・・・。
例えば、電車の中でスキー場の広告を見かけたら・・・、
「たまにはスキーも行きたい」
「スキーが上手いって言われたい」
「スキーにチャレンジしてみようか」などなど。
見る人の状況によって、刺激される欲求が変わってくるのです。
人間のどの段階の欲求に訴えるかは大事なのです。
このように、「心理学の知識」を日常生活の中で考えると、無限の奥深さが感じられます。
初めにお話しした通り、心理学の授業ではないので、テストの丸暗記のように簡単に終わらせるのでなく、ぜひ深く考えて楽しんでいただけたら、自然と活用できるようになるでしょう。