実は、文章を書くという作業の半分は「運動」です。
ペンを握る指の運動か、パソコンでタイピングをする運動か・・・。
ネットビジネスの場合、もっぱらタイピングです。
タイピングも文章力
タイピングが得意なのとそうでないのとでは、速度はもちろんのことですが、文章の質にも大きな違いが生まれます。
理由は単純です。
タイピングが得意な人は、タイピングについて一切神経を使う必要がないので、打っている間ずっと文章のことだけを考えていられるからです。
私の友人にタイピングの達人がいるのですが・・・
彼は画面を見なくても「今、変換がどうなっているか」までわかるくらいのレベル。
なので、画面を凝視したりせず、極めてリラックスした状態でキーを叩けるのです。
更に、リラックスしているので、文章を考えることに専念できるのです。
しかし、タイピングが苦手な人だと、打つ度に・・・
「あ、間違えた」
「ティって、どう打つんだっけ?」
などと動きが止まってしまい、リズムも悪くなります。
なので、タイピングの能力も文章力に影響しているといえます。
「文章をうまく書く」というと何をしたらいいかわからないでしょう。
でも「タイピングの技術を磨く」といえばわかりやすい。
断っておきますが・・・
別にタイピングの練習をしなくてもいいですからね。
文章を書きまくっていれば、それがタイピングの練習にもなりますから。
多少レベルの低い文章であっても、毎日休まずに書いていれば・・・、
自然にタイピングがうまくなり・・・、
文章を考えることに専念できるようになり・・・、
いつの間にか文章力が上がっていた、ということはよく聞く話です。
運動的な理由からも「数をこなす」ということは重要なのです。
また「数をこなしているうちに質もついてくる」というのは、職人の世界でもよく言われます。
「文章」についても、まったく同じことなんです。
手を止めながら完璧な文章を書くことを考えるより、まずは止まらずに、思ったことをどんどん書き連ねる。
こんな「スピード重視」の方がいいことも多いのです。
これまで文章を書いた経験が殆どない人が、あれよこれよと言葉を並べたところで、名文を書くなど到底不可能なことです。
そういう人は、とりあえず書くべき内容だけをひたすら書き、細かいテクニックは考えなくていいのです。
これまでの人生の中で、何かしら人のプラスになったことがあるでしょうから、それを惜しみなく書き連ねた方が、価値のある文章に仕上がると思います。
これからも私は、迷わずどんどん文章を書いていきます。
教え子さんたちにも「まずは、たくさん書く!」ということをおすすめしたいです。
「圧倒的な量をこなした後に、圧倒的なクオリティがある」
ということを、ぜひ意識してみてください。